とまとと tomatoto小さな村の小さなゲストハウス兼、エントランスが誕生しました。

©tomatoto

とまとと tomatoto

地域おこし協力隊 / 松倉 はるか
in hidaka village
Eat & Stay とまとと
0°
hidaka village
協力隊の今を伝える!【第3回目】神奈川県逗子から移住した松倉 はるかさん
地域おこし協力隊 2021.02.17
日高村で活動する地域おこし協力隊のリアルな声をお届けする日高村地域おこし協力対インタビュー。第三回は松倉はるかさん。20195月に神奈川県逗子から家族3人で移住し、6月から地域おこし協力隊として活動を開始。現在は日高村観光協会で体験プログラムの開発、特にインバウンド向けツアーの企画に力を入れている。

松倉はるかさん.jpg

Y:高知に移住した経緯を教えてください。
M:人、気候、そして食と酒。この三つが高知に決めた大きな理由です。

夫が転職したいなと言い、私も契約社員で任期が切れそうだったので、転職するならちょっと遠くまで移住しちゃうという話になったことがきっかけ。元々「歳をとったら地方移住するのもいいかもね」って話はしていたので、どうせなら子育てを田舎でしたいねと話がまとまった感じです。


移住をするなら「高知」というのは決めていました。元々四国への憧れがあって。あと高知は外からの人にウェルカムなところだと聞いていたので。移住の失敗談で聞いたのが人口が増えるので歓迎されるかなと思いきや、閉鎖的な雰囲気で外からの人を受け付けないという雰囲気だったという話。だから、オープンに外からの人を受け入れてくれる体質だというところが良かったですね。そして、気候が暖かい。暖かいといえば九州も暖かいけど、九州は焼酎文化で、私は焼酎よりも日本酒の方が好きで、「日本酒といえば高知」、というのも理由の一つ。だから、やっぱり人、気候、そして食と酒、の三つが高知に決めた大きな理由です。


Y:どうして高知の中でも日高村の協力隊になったのでしょうか?
M:最終的には総合的に判断をしました。

私は大学卒業後、JICAの青年海外協力隊を経験したので、協力隊で入る方が地域に溶け込みやすいだろうと思い、協力隊になると決めました。いきなりどこかに就職しちゃうと就職先と家の往復になりがちになるかなと思って。日高村のことは正直、知らなかったんだけど、移住フェアの時に別市町村のブースで話を聞こうと待っていた時に、たまたま(日高村役場)企画課の坂本さんから「待ってる間、ちょっとお話し聞いてみませんか」って言われて日高村の話を聞いたのがきっかけ。最初は日高村とかトマトって言われてもあまりピンとこなかったんだけど、よくよく考えてみたら、日高村が結構好条件だったんですよね。

私も夫も実家が関東なので、何かあった時には帰りやすい方が良かったから、空港からそこまで離れたくない。あと、夫の仕事も考えて市内への通勤圏内であり、さらに保育園に確実に入れるところ。実は高知県の別の市も検討していたんだけど、そこは子育て層の人口が増えていて、まさかの待機児童問題が発生していて。協力隊決まっても保育園決まらなかったら本末転倒だから。日高村から市内まで30分以内で行けるし、空港からも遠くないし。海岸沿いだと地震が怖かったのもあるかな。だから、日高村って自分たちの条件に合致するなって思ったんです。

4620693218527583262.eff4dae6106766bfc813ebf0ab388f87.19081505.jpg

Y:現在は協力隊として具体的にどういった仕事をしていますか?
M:現在は観光協会の職員として観光促進をやっていて、主な活動は体験観光の新規開発です。

例えば1番最初は「駅からウォーク」に力を入れましたね。(「駅からウォーク」はJRが取りまとめている、JR線の駅から歩いて楽しめるツアーのこと。)今までは結構ウォーク、歩くことだけを中心にしていたものを、もうちょっとアクティビティとかを入れてみたり。新しいことを取り入れて、お客さんから感想を聞いて、いろいろ試して、テストマーケティング的に利用したいなと考えました。また龍馬パスポートに参画してもらうようにご紹介したり、観光協会のプログラムも全プログラム龍馬パスポート対応プログラムにしました。

2020年前期のプログラムは料理教室や収穫体験を盛り込んだりと作りこんでみましたが、結局コロナで催行できず。後期は、室内系のアクティビティは控えて、外歩きがメインになりましたが、いくつか細々と催行できました。


Y:今は何に力を入れていますか?
M:去年から今年にかけてはインバウンドツアーに特に力を入れています。

インバウンド、特に欧米豪の方達にアプローチしたいと考えています。彼らって自然が大好きで、結構タフなことも好きな傾向にあるから、多分高知はそこを狙って行った方がいいな、と思って。コロナですぐにインバウンドが動くとは思ってないんだけど、たぶん来年の後半ぐらいから動き始めるかなって期待していて、今からプログラムを用意して、情報も出して、いつでも受け入れられるように体制を整えておきたい。

個人的には特に売り出したい企画が二つ。一つは「ザ・日本」「和」とか「スピリチュアル」が好きな人向けに、村内にある修験道を宗旨とする護国寺の住職さんと一緒に昔修験者たちが修行をしていた山に登り、山を越えて、昔そこで修行していたであろう猿田洞の中で瞑想体験をして歩いて戻ってくるっていう、18時間歩くプログラム。もう一つはターゲットも広く、アウトドアアクティビティが好き!とか、忍者好き!っていう人向き。村の駅から自転車で猿田洞まで行き、向こうで忍者の衣装に着替え、猿田洞の中で忍者体験をし、でまた自転車で戻ってくる、というもの。衣装も高知県産のものが欲しくて、現在県内のメーカーさんと作成中です。

PXL_20201022_025316451.jpg


Y:最後に、協力隊へのアドバイスはありますか?
M:「地域活性をしたい」より「自分が何をしたいか」を考えて!

私は青年海外協力隊の時に、漠然と「途上国のために何かしたい」という想いもあって応募したんだけど、それが逆に自分を苦しめてドツボにはまった経験もあるので。苦笑 相手のためにって聞こえはいいけど、で、あなた何するの?何のために来たの?何がしたいの?ってなった時に私はこんなにあなたのために何かしたいと思っているのにって思っても、それって独りよがりだったりするなと経験しまして。他人軸で物事を考えるよりは、私はこうしたい!という自分軸で物事を捉えたほうが、自分もスッキリするし、相手にも何がしたいかシンプルに伝わりやすくてそうすると助けてくれる人が必ず現れると思っています。

そんな経験もあったので、私は地域おこし協力隊を自分の移住するためのツールとして、自分の夢を実現させるための一番いい方法だと思い応募したので、青年海外協力隊時代に感じていたモヤモヤなどは一切なく、自分が目指すところに進めているんではないかなと思っています。私自身、結構ざっくりのイメージで動くタイプなので、正直協力隊始まった後に、3年後何をしたいか具体的に見えてきたほうです。来る前は、3年間で何かしら見つかるでしょという思いだったので、来る前にしっかりプランを立てておくべきとは私は言えないけど、あったらよりベストなんでしょうね。(笑)

村の案内所 ひだか(日高村観光協会)
日高村の観光イベント等の情報はこちら