とまとと tomatoto小さな村の小さなゲストハウス兼、エントランスが誕生しました。

©tomatoto

とまとと tomatoto

in hidaka village
Eat & Stay とまとと
文旦は寝かして甘くするんだよ
  • 文旦
  • とまととから、車で10分

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hidaka village
高知と言えばカツオのイメージが強いが、実は「文旦」の産地でもある。

土佐の「文旦」は全国一の生産及び出荷量を誇る。その割合はなんと90%以上。
高知を代表する果物で、栽培はレモンや柚子と同様、水捌けのいい斜面で作られる。
種類は、露地栽培の「土佐文旦」とハウス栽培の「水晶文旦」がある。旬の時期は、土佐文旦は大体1〜4月、水晶文旦は10〜12月となっている。
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一般的なのは土佐文旦で、こちらはお日様のような黄色をしており外皮が厚い。さっぱりとした酸味と甘味、そしてほんのりとした苦味がある。ただ、収穫したばかりは酸味が強いため、地面に少し穴を掘り文旦を入れ、藁を被せて1〜2ヶ月ほど寝かせる「野囲い」という手法で追熟させる。これによって糖度がのってくるんだとか。
一方の水晶文旦は、皮が薄く緑がかった色をしている。緑色だが既に完熟してるので追熟はしない。また、シーズンを通してまろやかな甘い味わいになっている。

剥いた時の爽やかな香りに、大きな果肉のプリッとした食感は堪らない。ついつい手が止まらなくなってしまう。
そのまま食べてもいいし、サラダに入れたり。爽やかな香りが食欲をそそるだろう。

ちなみに、2月13日は「土佐文旦の日」とのこと。2月から「土佐文旦」が旬の時期を迎え出荷量が増えることと、「ぶんたん(2)、とさ(13)」と読む語呂合わせから、この日付が選ばれたんだとか。


寝る子は育つというように、寝かした文旦は甘くなる。
そんな文旦を是非一度ご賞味あれ。